STORY 4 - 驚くほどの材料へのこだわり

 

数多の地域で、気候風土や食文化とともに、長い年月をかけて味を磨いてきた本格焼酎の歴史。

おらが町の焼酎という強い想いがあるゆえに、「まがいものを作ることはできない」と、実直な焼酎造りが長く根付いていると言います。それは、そこに生きる人々の生き様を投影したものと言っても過言ではありません。

そのストイックな酒造りは、農家との密接な関係の中にも息づいており、「農家と共に酒を造る」という意識が、古くから焼酎の酒蔵に根付いているとか。プライオリティは、「採算」よりも「本物の味」。中には、鮮度にこだわり、畑の横に蔵を建てた酒蔵があったと言います。

原材料の味覚に親しむ酒だからこそ、そこには一切の妥協を許さない。その信念に導かれたお酒が、独自の物語を綴り、長い時間をかけて文化となっていったのです。